怪異の民俗学３ 河童 かっぱ 小松和彦・責任編集 河出書房新社 Ａ５判 / 435ページ 2000.08.10 \3,800＋税 ISBN4-309-61393-4

[内容] I　総論 　河童の話──折口信夫 　河童の話──柳田囲男 II　河童の起瀬 　座敷童子──千葉徳爾 　河童が火を乞う昔話──野村純一 　建築儀礼と人形　河童起滑譜と大工の女人犠牲者をめぐって──神野善治 　妖怪の交響曲　奄美・加計呂麻島における妖怪渾の構造分析試論──川田牧人 　河童の荒魂（抄）──若尾五雄 　河童　イメージの形成──小松和彦 　木子としての傀儡子──神野善治 　河童の誕生その他──中村禎里 　河童相撲考　「歴史民俗資料学」のエチュード──小馬徹 III　河童の民俗誌 　河童をヒヤウスベと謂うこと──毛利龍一 　河童資料断片──小池直太郎 　河童の妙薬──中田千畝 　ケンモン（奄美大島）──金久正 　肥後華北のヤマワロ──丸山学 　河童考──楳垣実 　日向の河童伝承　伝承存在と意識──矢口裕康 収録論文解題──丸山奉明 解説──小松和彦